「中国の茶の木のルーツを探る」、「雅魯蔵布(ヤルツアンポ)川の大峡谷に生息する原始林をはじめて大規模撮影」、「世界で最も『若い』フルーツの秘密を発見」、「中国で最高標高地点に咲く花を探す」など、北京世界園芸博覧会事務協調局(以下、「北京世園局」)は7月29日、中国大陸部で初めてとなる植物をテーマとしたドキュメンタリー「世界に影響を及ぼす中国の植物」の制作が終わり、間もなく公開されることを明らかにした。中国新聞社が報じた。
2019年中国北京世界園芸博覧会の会場で同日行われた発表イベントにおいて、世園会の主催者は、「このドキュメンタリーは、北京世園局が撮影を計画・実施し、最終的に10部構成で完成した。1部あたりの上映時間は50分間、今のところ、中国大陸部で最も長時間の4Kドキュメンタリーだ」と紹介した。
ドキュメンタリーでは、21科・28種類の植物の生命のプロセスが描かれており、それらの植物が世界に及ぼした影響をめぐるストーリーを展開。撮影チームは、このうち17種類の植物をスタジオで撮影し、様々な植物が異なる時期に生長する様子が動画に収められている。視聴者は、微速度撮影によって、これらの植物の動態を観察し、これらの植物の盛んな生命力を目にすることができる。
統計データによると、このドキュメンタリーは、8つの撮影チーム・133人のカメラマンによって同時進行で撮影が進められた。彼らは、大陸部27省(自治区・直轄市)93地区をあまねく訪れ、さらには米国、英国、日本、イタリア、ニュージーランド、インド、マダガスカル7ヶ国、約30地区にも足を延ばした。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年8月2日