約半数に支払い遅延なし
李さんは、「負債の返済が遅れたことは一回もない。利用明細を見て、自動で引き落とされるのを待つのではなく、繰り上げ返済することもある」と話す。
「中国の若者の負債状況報告」によると、若者の86.6%はクレジット商品を利用しているものの、約半数に支払い遅延は見られず、42.1%は消費者金融を使って期限内に返済を済ませている。その種の若者を負債を抱えている人のグループから除くと、実質的に負債を抱えている若者は44.5%まで減ることになる。
消費者金融は機能が独特で、ほとんどの若者がそれを「決済ツール」と見なし、ほとんどが期限内に返済を済ませているため、利子などは発生していない。「決済ツール」として利用されている金額を債務から除くと、若者の平均返済負担率は41.75%から12.52%にまで低下することになる。
「キャッシュレス消費」をしているとする張さんは、「全ての消費者金融は決済ツールに過ぎず、オンラインで買い物をする時は、花唄やクレジットカードを使い、オフライン体験で買い物をする時は、支付宝、微信(WeChat)を使っているので、とても便利。現金は全く持ち歩かない」と話す。そして、現金を持ち歩いていないため、「出かける時は必ずモバイルバッテリーを持っている。それがないと、出かけることはない。携帯の電池が常にある状態でないと、安心できない」とする。