故宮角楼レストランの6688元の「年越し料理」取りやめに 商業化が過ぎた?

人民網日本語版 2020年01月19日10:23

ここ数日、中国のネット上で北京故宮が話題をさらっている。その理由は、故宮の角楼レストランが1テーブル6688元(1元は約16円)の年夜飯(大晦日の夜に家族で食べるご馳走)を打ち出したというニュースが流れて話題になったと思っていたら、その後すぐに年夜飯提供の計画は取りやめになったというニュースが流れたからだ。中国新聞網が報じた。

16日、故宮の角楼レストランを訪れると、まだ午前11時ごろだったものの、店内ではすでにたくさんの客が訪れていた。店員は年夜飯が取りやめになったことは認めたものの、その具体的な理由は明かさなかった。

同レストランは現在、通常通り午前8時半から午後4時半まで営業している。

6688元の年夜飯は高すぎる?妥当?

故宮の角楼レストランは、故宮博物院の出口にある神武門の外側にあり、各種軽食を提供している。故宮の入場券が必要なエリアの外にあるため、故宮を見学していない人でも、誰でもここで食事することができる。

そんな角楼レストランがこのほど、約7000元の高級年夜飯を打ち出したことで、「故宮は商業化しすぎ」や「文化財の安全を守れるのか」などといった、懐疑的な声が上がるようになっていた。しかし、その一方で、「春節(旧正月、今年は1月25日)という時期や場所などの要素を総合的に考えれば、決して高い値段ではない。北京の多くの高級レストランの年夜飯の値段はもっと高い」という声もあった。

さらにはあるネットユーザーの「この場所なら全然高くない。ただ、ちょっと派手に宣伝しすぎ。女官が料理を運んできてくれるのかな?」という、ユーモラスなコメントにたくさんの「いいね!」が寄せられたことも話題になっていた。

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