上海市緑化市容部門が2018年9月に「生活ゴミはどうやって分別?」という微信(WeChat)ツールをリリースした。利用者は、検索ボックスに物品の名前を入力するだけで、その物品をどのごみ箱に投棄すべきかをすぐに知ることができる。解放日報が伝えた。
「生活ゴミはどうやって分別?」に関する2019年度報告がこのほど発表された。これによると、上海市民が分別方法について最も多く検索した3種類のゴミが明らかになった。その3種類とは「牛乳パック(延べ30万2088回)、ビニール袋(延べ27万5553回)、鶏卵の殻(21万2685回)だった。
昨年12月末の時点で、このプログラムは、延べ2819万8500回の検索に対応し、現在のユーザー数は500万4900人に上る。興味深いことに、ユーザーの10.44%は、上海市以外の住民だった。これは、生活ゴミ分別の推進面における上海の模範的効果が他都市の住民に認められている事実を裏づけている。同時に、上海以外の都市の住民も、居住都市がゴミ分別を推進する中で、ゴミ分別に関する知識やルールを主動的に知りたいというニーズがあることを示している。
生活ゴミのカテゴリーに属さない一部の廃棄物は、検索対象の「常連」になっている。検索数累計は、ペットが3万8029回、糞便が2万4574回、牛乳が2万1268回。これは、一部の市民が都市廃棄物の回収・運搬・処理システムをきちんと理解していない状況を反映している。実際、ごみ箱に投棄する以外に、廃棄物を処理する方法がある。たとえば、ペットの死骸は動物無害化処理センターに連絡することができ、糞便は都市糞便処理システムで処理しなければならない。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年1月20日