武漢で夜を徹して設営が進む三つの「臨時医療施設」

人民網日本語版 2020年02月04日15:14

 湖北省武漢市の江漢区と武昌区、東西湖区では2月3日夜、新型コロナウイルス感染による肺炎患者のうち軽症者を収容治療する「臨時医療施設」の設営が進んでいた。長江日報が伝えた。

三つの「臨時医療施設」は、武漢国際会議展覧センター、洪山体育館、武漢客庁(大規模文化総合施設)に設置される。

武漢国際会議展覧センター

 

2月3日夜、スタッフが室内を消毒していた。同センターは、病床数1千床の「臨時医療施設」へと変わる。

3日夜11時30分、医療物資が続々と届けられ、スタッフが病床を組み立てていた。

4日午前0時、2台の526番路線バスが寝具を満載して武漢国際会議展覧センターに到着。

4日午前1時の時点でも、輸送車が絶えず物資をセンター内に運び込み、スタッフが忙しく立ち働いていた。

武漢客庁

 

3日夜10時45分、第一陣の医療物資が到着。スタッフが物資の保管場所を設置していた。

4日午前0時ごろ、病床100床の設置が完了。

武漢客庁のA区には1千床、B区とC区にはそれぞれ500床の病床を設置予定。計画では、4日夜には使用が可能となる予定。

「臨時医療施設」の設営が完了後、医療スタッフが全市から集められ、検査結果は陽性だが無症状または明らかな症状のない軽症患者を主に収容治療する。患者の症状が重症化した場合は、ただちに金銀潭病院に移送して治療を継続する。

洪山体育館

洪山体育館の「臨時医療施設」 も急ピッチで設営が進んでいる。

ここには400床の病床を設置でき、主に軽症患者を収容治療する。軽症患者の病情が重症化した場合は、転院させて治療を行う。

「臨時医療施設」とは?

「臨時医療施設」は解放軍野戦機動医療系統の一種で、さまざまな緊急時治療の際にも広く用いられている。「臨時医療施設」は一般的に医療機能ユニット、病棟ユニット、技術保障ユニットなどの部分で構成されており、モジュール化された衛生施設で、緊急治療、外科処置、臨床検査など多くの機能を備えている。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年2月4日

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