科学観測船「探索1号」、南中国海の深海潜水調査に向け出港

人民網日本語版 2020年03月11日15:02

中国科学院の科学観測船「探索1号」が10日、有人潜水艇「深海勇士号」を搭載し、海南省三亜市崖州湾科技城南山港を出発した。南山港が科学観測船の出港にサポートを提供したのは今回が初めて。人民日報が伝えた。

今回の航行では、中国科学院深海科学・工程研究所が各関連機関から60人の隊員を集め、中山大学/南方海洋科学・工程広東省実験室(珠海)「西太平洋の典型的な海山の生態系の重要プロセス及び駆動メカニズム」、中国科学院戦略的先導科学技術特定プロジェクト「深海/深淵スマート技術及び深海現場科学試験ステーション」など、重大プロジェクトの深海潜水調査任務を実施する。

今回の航行の全体目標は、南中国海の海山及び峡谷エリアの生態・地質・環境汚染状況を調査対象とし、プラスチック汚染、海山生態系の深海潜水調査及び試料採取を展開することだ。同時に探索1号が1万メートル級有人潜水艇に向け準備した甲板投入・回収システムのテスト及び性能検証などを行う。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年3月11日

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