「自宅待機中も運動」は口だけ? 大学生5割が「太った」

人民網日本語版 2020年03月17日13:54

中国の首都大学プレス聯盟(CCPU)はこのほど、中国全土の大学生915人を対象に、「自宅での運動」状況に関する調査を実施したところ、回答者の15.39%が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため自宅待機している期間中、「運動計画をしっかりと守っている」と回答した。39.96%は「断続的に計画に沿って運動している」、44.65%が「ほとんど運動していない」と答えた。中国青年報が報じた。

大学生9割「自宅にいる時も運動しなければ」の意識あり

CCPUの調査結果によると、「自宅での運動」について、回答者の89.96%が「必要だと思う」と答え、運動をして「ダイエット」(63.72%)、「シェイプアップ」(69.95%)、「体調を整える」(44.59%)などの効果を上げることを期待している。

河北工程大学に通う女子大生・馬さんはこの冬休み期間中、新型コロナウイルス感染拡大を受け、実家のある村が封鎖され、「自宅隔離」を余儀なくされた。そのため、室内での運動をすることを思いついたという。現在、毎日正午になると、ネット上のトレーニングコーチの動画を見ながら、15‐30分体を動かしシェイプアップに励んでいる。馬さんは、「毎回運動を終えるころにはちょうど汗をかくくらいなので、運動の強度もちょうどいい」と満足気だ。

中北大学の楊暁さんも運動アプリを使って自宅での運動を始めた。目標は1週間に最低4回、1日30分以上系統的な運動をすることだ。

調査によると、回答者の14.54%は自宅待機中、いろんなタイプの運動にチャレンジしたと答えた。人気だった運動は、シェイプアップトレーニング(18.91%)、ダイエットトレーニング(10.93%)、バドミントン、バスケットボールなどのスポーツ(13.55%)などだった。

運動せず太った大学生が5割

多くの大学生と同じく、東北大学に通う王華さんも、運動の大切さをよく理解しており、冬休み期間中の「筋トレ」計画を立てたものの、残念ながらその実行は難しかったようだ。

CCPUの調査によると、回答者の46.18%が自宅待機中に「体重が増えた」、34.82%が「体重はあまり変わっていない」、19.00%が「体重が減った」と答えた。

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