生産能力拡大し価格は低下 中国で「マスクがない」に終止符

人民網日本語版 2020年03月13日11:26
生産能力拡大し価格は低下 中国で「マスクがない」に終止符

3月に入り、「マスクが1枚も手に入らない」状況が緩和されたと多くの人が感じている。マスクの価格も低下した。「北京日報」が伝えた。

マスクを争って買う必要はなくなった

北京市の李さんは、「これまでマスクを買うために、毎日毎日ネットで手のスピードを競って購入ボタンを押していたが、それでもあまり手に入らなかった」と振り返った。「1ヶ月あまり、いろいろなプラットフォームでずっとマスク争いに参加していた。決められた時間に購入するため、一日に何回もアラームを設定したこともある。でも3月になると、明らかにマスクは手に入りやすくなった。多点(DMALL)の場合、これまでプラットフォームは正時にだけ買えるようにして販売量を制限していたが、今では多くのマスクがいつでもショッピングカートに入れられるようになった」という。

多点のアプリケーションで登録してみると、現在はプラットフォームで販売するマスクの種類が増加して、10数種類になっていた。その中で購入数を制限しているのは一部だけだった。これまでは毎日数量限定で、単価が17.9元(1元は約14.8円)だった韓国産KF94は購入制限がなくなった。

天猫(Tmall)、京東、蘇寧などのECプラットフォームでマスクを検索すると、これまでのような「売り切れ」、「在庫切れ」ばかりということはなくなった。試しに京東で「マスク」と検索すると、近所の薬局の百康薬房でN95を買うことができ、速ければ注文から1時間で商品が届くとのことだった。大手薬局の旗艦店もN90、N95の在庫を販売するようになった。しかし医療用の使い捨てマスクは引き続き、予約してから競争に参加する形でなければ購入できない。オンラインプラットフォームだけでなく、実店舗でも「手に入らない」状態はいくらか緩和された。

使い捨てマスクの単価は先月の5-6元から現在は3元前後に値下がりした。チェーンスーパーの超市発の話では、マスク供給量の増加にともない、小売価格も相応に引き下げ調整され、店舗で扱う医療用使い捨てマスクの小売価格も数日前の1箱35元が30元に値下がりしたという。

またN95クラスのマスクは最も品薄だった時は30元近くまで価格がつり上がったが、最近は落ち着いてきた。3月11日に薬局の叮当快薬のプラットフォームでは、1枚19.8元で売られていた。百康薬房では10枚166元で、1枚あたり16.6元になる。

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