
有名なバーチャルシンガーの洛天依(資料写真)
このほど、「口紅アニキ」の異名を取るネット有名人の李佳■(王へんに奇)さんと、こちらも有名なバーチャルシンガーの洛天依がショート動画共有アプリ「TikTok」でコラボし、ライブコマースを行ったことが注目を集めた。2つの世界のユーザーを出会わせることになったこのコラボは、どれくらい効果と影響があっただろうか。人民網が伝えた。
バーチャルキャラクターは日本に起源をもち、整って成熟したtoC市場(個人顧客向け市場)を足がかりに、ここ数年日に日に盛んになっている。動画サイト「bilibili」(ビリビリ)のバーチャルリアル(バーチャルキャラクター)プロジェクト責任者の亢亢さんは、「日本のバーチャルキャラ市場の収益化の90%は、周辺グッズなどC市場からきている。プラットフォームでも、たとえばYouTubeのクリック報酬型の広告収入やライブ配信への評価による収入もC市場からの直接的な収入だ」と説明した。
バーチャルキャラシステム「超次元」をリリースした広州創幻デジタル科技有限公司の創業者の陳堅さんは、「現在のバーチャルキャラによるライブコマースはデジタル製品と日用品が中心で、軽食と消費財が特に多い。最近、当社も一部のブランドと一部のバーチャルキャラクターを結び付け、業界の枠を超えたコラボを打ち出した」と説明した。
陳さんは続けて、「李佳■の今回の洛天衣とのライブ配信コラボの意義や価値は、1回の配信でどれだけ商品を売ったかとか、どれだけアクセス数があったかではなく、中国のバーチャルキャラクターあるいはバーチャルアイドル業界に新しい収益化の道を切り開くヒントを与えたことにこそ最大の意義がある。ここ2ヶ月間で、こうしたECライブ配信の応用シーンや、一部の二次元以外のバーチャルイメージによる宣伝は、爆発的にその数が増加し、増加率は数千パーセントにも達した。これまでの業務の基盤はビリビリ、騰訊(テンセント)、網易などのゲーム嗜好の顧客にあり、彼らには二次元だけを好む、もしくは二次元を比較的好むという特徴がある。よってTikTokや淘宝(タオバオ)が最近打ち出したバーチャルイメージ、ECライブコマースのライブ配信イベントが、業界の注目を集めることになった。これに皆が注目し、参加すれば、量から質への変化をもたらせるのではないかと思う」と述べた。
また陳さんは、「発展にともなって、今後数年以内にバーチャルネット有名人が誕生するだろう。こうしたバーチャル有名人は二次元の世界だけを対象とせず、さまざまな属性を帯びるようになり、それにはTikTokや(ショート動画共有アプリの)快手などにみられる汎次元的バーチャルキャラも含まれる。これから細分化が進み、商品に見合ったバーチャルキャラがその商品のライブコマースをするようになるだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年5月12日
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