故宮の謎解きゲーム本第二弾「金榜題名」がリリース (2)

人民網日本語版 2020年05月18日15:14

「謎宮2」は、「謎宮」シリーズの糸を使って綴じた書籍+付録の小道具+アプリのスタイルを引き継ぎ、故宮院が所蔵している文化財、歴史的公文書、謎解きの小道具が見事に一体化しており、ノンフィクションの歴史と、文芸創作もうまく組み合わされている。

「謎宮2」の編集長を務めた、故宮出版社の宮廷歴史編集室の王志偉室長によると、「謎宮2」の製作の過程で、製作チームは大量の官文書や公文書、文化財を参考にしたという。例えば、付録の小道具——戊午年順天郷試墨巻は、受験者の氏名が採点者に分からないように入学試験の答案を袋とじにした弥封や抬格、五色筆などの関連の制度を忠実に再現している。

また、製作チームはおびただしい数の公文書の中から、事件と関係のある上奏文と諭旨65点を探し出した。それには、160年以上前の事件関係者の直筆の供述も含まれており、厳選された一部が「謎宮2」で再現されている。

普通の書籍とは違い、「謎宮2」を読む時には、頭と手を使って真相を推理し、謎を解かなければならない。例えば、付録の「DIYペーパークラフト」は、事件の現場の一つとなった「魁光殿」を作り、その空間構造や視点から謎を解くヒントを得ることができる。このペーパークラフトは、当時の建築様式を再現する模型で、「既視感」を感じさせてくれる。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年5月18日

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