あまくて水分たっぷりの冷えたスイカを夏の暑い日に食べると、最高においしい。スイカはおいしいだけでなく、含まれている栄養素も豊富で、高血圧やがんの予防にも効果がある。ただ、胃腸が弱い人は食べ過ぎに注意が必要だ。中国日報が報じた。
水分補給
中くらいのサイズのスイカの場合、その約92%が水分のため、水分補給にはスイカが最適だ。
豊富なビタミン
スイカは体に必要な基本的なビタミンを豊富に含んでいる。例えば、ビタミンAは目や肺をサポートし、ビタミンCは鉄分の吸収を助け、免疫力をアップする。また、ビタミンB6は、免疫機能と心臓の正常な働きの維持をサポートする効果がある。その他、マグネシウムは、筋肉や神経を効果的に機能させる。
さらにスイカには、カリウムなどのミネラルからなる電解質も豊富に含まれている。電解質は、水分補給や筋肉の収縮、人体のPH値の調整などの面で非常に重要な役割を果たす。
ダイエット効果
スイカは1カップ当たり約45カロリーで、低カロリーな果物と言える。大量の水分を含んでいるため、お腹が膨れやすく、摂取カロリーが少なくてすむ。
筋肉痛緩和
スイカにはL-シトルリンが含まれ、この種のアミノ酸はトレーニング後の筋肉痛を緩和してくれる。
血圧を下げる
L-シトルリンは血管の拡張能力を改善するのを促すため、血流が改善し、血圧が下がる。適度に水分を補給すると、心臓が効果的に血液を筋肉に送るサポートとなるため、血圧改善にもつながる。
がんや心臓病の予防
スイカには抗酸化物質であるリコピンも含まれ、がんや心臓病の予防にも効果がある。リコピンはトマトなどの赤い野菜にも含まれている。
消化改善
セルロースは消化にとって重要で、スイカに含まれるセルロースは1カップ当たり約1グラムと少ないものの、大量に含まれる水分が排泄物を流す助けとなり、消化を改善する。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年6月4日