(資料写真)
ペット美容が勢いよく発展中
トイプードルを連れてきた王さんは、「夏になると毛が長いと熱くなるので、毎年、本格的に夏が始まる前に、うちの子をトリミングに連れてくる」と言い、トリマーの高瑞さんに愛犬を預けた。
30代前半の高さんは、ペット美容業界に身を置いて8年になる。25歳まで妻と南方で働いていた時に偶然、ペット市場と接触する機会があり、ペット産業の将来性を見込んで、ペット美容の技術を学んだ。それから故郷のフフホトに帰って自分のトリミング店をオープンした。
マスクをして、美容技術者の服を着た高さんは、仕事を始めるとまもなく顔中汗だらけになった。「ペットの美容は根気のいる仕事。シャンプーしてドライヤーをかけ、ブラシで毛の方向をそろえ、カットして、最後にスタイリングをする。トイプードルやビションフリーゼなど(の子犬)の1頭あたりの料金は100元(1元は約17.1円)に満たないが、仕上げまで3時間ほどかかる」という。
トリミング店にはトイプードルとビションフリーゼのヘアスタイル見本のイラストがあり、10種類ほどのスタイルが紹介されている。飼い主はそこから選ぶこともできるし、「プライベートオーダー」をすることもできる。
高さんは、「一番忙しいのは祝休日で、特に春節(旧正月)にトリミングをするなら1ヶ月前には予約してほしい」と話した。