6月25日、開通して1本目の内燃・電化高速列車「復興号」の乗客に水を渡す女性乗務員(撮影・普布扎西)。 |
西蔵(チベット)自治区初の電化鉄道・拉林(ラサ・ニンティ)鉄道がこのほど開通。これにより高速列車「復興号」がチベット高原を走るようになっている。
チベット自治区初の電化鉄道・拉林鉄道が6月25日に開通し、「復興号」が31省・区・市全てをカバーするという歴史的瞬間を迎えた。そして、同自治区と高原鉄道建設の発展の歴史に新たな1ページが刻まれた。
拉林鉄道は、チベット高原岡底斯(ガンディセ)山脈とヒマラヤ山脈の間の谷状のくぼ地に建設され、線路の90%以上が標高3000メートル以上の高地を走っている。その地形、地質条件は極めて複雑だ。約6年の工事期間中、建設作業員らは生態環境を保護することを前提として、中国、ひいては世界でもまれな一連の難関を攻略し、高原鉄道建設における「奇跡」を起こした。伸びていく鉄道と走る列車は、チベット高原における懸け橋となって各民族を団結させ、その交流や融合を促進すると期待されている。そして彼らが収入を増やして、豊かな生活を送るための「幸せの道」となり、産業のモデル転換と高度化を促進し、チベット自治区が質の高い発展を実現できるようサポートすると期待されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年7月15日