工業・情報化部(省)装備工業一司(局)の王衛明司長(局長)は12日に行われた記者会見で、「現在、世界の主要半導体メーカーが自動車用半導体の生産・供給を徐々に増やしており、新たに増やされる生産能力も今年下半期には次々に顕在化する見込みだ。2022年には自動車用半導体不足は徐々に緩和されるだろう」との見方を示した。中国新聞社が伝えた。
20年以降、世界の自動車メーカーは長らく半導体不足の問題に悩まされ、21年は不足がさらに深刻化し、中国内外の多くのメーカーが減産や短期的な生産停止に追い込まれた。
王氏は、「今回の自動車用半導体不足にはさまざまな要因による影響があり、半導体産業自身の生産サイクルの影響もあれば、新型コロナウイルス感染症、生産工場の火災といった突発的要因もある」と述べた。
同部は自動車用半導体不足に対処するため、さまざまな措置を同時に進めている。たとえば、自動車半導体の推進・拡大応用作業チームを立ち上げ、重点完成車メーカーの生産状況週間報告制度を構築した。中国自動車用半導体産業イノベーション連盟の発足を指導し、「自動車用半導体需給マッチングガイド」の作成を企画し、チップ製品の技術パラメータ情報568件と完成車メーカー・部品メーカーのニーズ情報1千件を提供して業界・企業が参考利用できるようにした。国家市場監督管理総局に協力して自動車用チップ分野の買い占め・買いだめ、価格つり上げといった不当な競争行為などを調査処分した。こうした措置は21年の中国自動車生産・販売の安定的成長を力強く支えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年1月13日
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