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中国人科学者、熱電変換材料の研究で画期的な進展

人民網日本語版 2015年12月04日13:36

北京航空航天大学の趙立東教授らによる、熱電変換材料「セレン化スズ」の応用に関する、重大かつ画期的な研究成果がこのほど、世界的に有名な学術誌「サイエンス」(電子版)に掲載された。セレン化スズ独自の特殊電子エネルギーバンド構造を利用することで、330-773Kの範囲内の熱電性能を大幅に引き上げることが可能となった。これによりセレン化スズの国際新エネ分野での実用に向け、重要な一歩を踏み出した。人民日報が伝えた。

熱電変換技術は、半導体材料を用い熱エネルギーと電気エネルギーを相互変換する技術のことだ。環境保護情勢の深刻化に伴い、クリーンエネルギーの研究・開発が世界の科学研究の重点分野となっている。うち熱電変換技術は、コンパクトで信頼性が高く、汚染物質を排出せず、適用温度範囲が広いという特長によって特に注目されている。また熱電変換システムは信頼性が最も高い宇宙探査機の電源で、世界的に熱電変換材料の研究開発ブームが巻き起こっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年12月4日

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