写真出典:ファーウェイの公式サイト
華為(ファーウェイ)技術有限公司は28日、折りたたみスマートフォンの新製品「Mate Xs 2」を発表した。常務取締役兼端末事業部最高経営責任者(CEO)の余承東氏は、「折りたためる画面がメイン利用のスマホになる時代へと急速に進んでいる」と述べた。新製品の価格は9999元(1元は約19.7円)からだ。
重い、折り目がある、落下が心配というのが、折りたたみ式大画面スマホユーザーが挙げる3つの代表的な問題点だった。新製品は構造に超軽量ガラス繊維、航空機レベルのチタン合金、超軽量・超高強度の鋼材などの画期的な材質を使用し、強靱さという特性を実現したと同時に、本体の軽量化も実現し、完成機の重さはわずか255グラムだ。消費者が懸念する画面の折り目や平らかさの問題に対して、独自開発のファルコンウィングデザインのヒンジを採用し、画面の平らかさが前モデルの「Mate Xs」に比べて70%向上しており、開いた時の画面は平らで触ると滑りがよく、折り目がほとんど見られない。
折りたたみスマホユーザーの多くが困った点として挙げるもう一つの問題は、日常的に使用した時の信頼性と長期間使用した時の信頼性だ。新製品は強化複合構造を採用して画面の信頼性を高めたと同時に、高性能材料を使用することで、前モデルと比較して落下耐性は2.5倍向上、衝撃耐性は2.8倍向上、圧力耐性は1.4倍向上し、折りたたみスマホが「壊れやすい」ということはなくなり、日常的な使用により適した製品になっている。
折りたたみスマホ市場は携帯電話業界の「金のなる木」とされ、今、急速に飛躍している。調査会社のIDCによれば、2021年の中国折りたたみスマホ市場でファーウェイは49.3%のシェアを獲得して1位だった。予想では、25年には世界の折りたたみスマホ出荷量は2760万台、複合年間成長率は69.9%にも達するという。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年4月29日