蓼子特大橋が閉合、大巴山で「空中バレエ」を披露

城開高速道路蓼子特大橋の施工現場。(画像提供は重慶高速集団工程顧問有限公司)

まず上に上がり縦に70度回転し、さらに横に182度回転し、そこから下に下がり縦に28度回転する。8日間に及ぶ計17回の回転操作を経て、重慶城開（城口県―開州区）高速道路蓼子特大橋が100メートルの高空で「空中バレエ」を披露し、8月29日に無事閉合した。中国における単体の橋の回転操作回数最多記録を更新した。人民網が伝えた。

城開高速道路蓼子特大橋の施工現場。(画像提供は重慶高速集団工程顧問有限公司)

大巴山の奥に位置する城開高速道路蓼子特大橋は、典型的な山岳・丘陵地帯の橋だ。橋の全長は約330.8メートル。橋全体は4本のアーチリブを持ち、1本の重さは700トン、1つの回転体ユニットの重さは4700トンに達し、100メートルの高空で連続回転すると「空中バレエ」のようになる。

同技術は高空作業時間を大幅に短縮できる上、狭い地形空間による施工の制限を克服した。同時に山の掘削量を減らし、植生を保護し、施工安全リスクを下げ、施工の品質を高めた。（編集YF）

「人民網日本語版」2022年8月31日