自然資源部(省)中国地質調査局はこのほど開かれた2023年中国地質調査活動会議で、中国海域の二酸化炭素(CO2)地中貯留ポテンシャルの評価結果を初めて発表した。それによると、中国海域のCO2地中貯留ポテンシャルは高く、2兆5800億トンにも達し、国のCO2排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの目標達成に重要な支えを提供できる。人民日報が伝えた。
CO2地中貯留とは、工学技術の手段により回収したCO2を地表以下の深部帯水層や枯渇した原油・天然ガス埋蔵などの地質体に注入し、構造地質貯留などの方式によりCO2と大気を長期的に隔絶するプロセスのことだ。これは温室効果ガスの濃度を下げ、温室効果を和らげる重要な手段の一つだ。今回の評価は海域のCO2地中貯留の資源状況をほぼ把握し、CO2地中貯留に適した盆地・エリアを明確にし、重点目標を選好し、中国海域のCO2地中貯留ポテンシャル評価など複数の重要成果を上げた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年1月16日