「スポーツ」が武漢の都市発展の新たな代名詞に

人民網日本語版 2023年04月17日14:54

新型コロナウイルス感染症の影響から3年ぶりの「復活」となった湖北省の武漢マラソンのスタートを告げるピストルが今月16日午前7時半に鳴り響くと、ランナー2万6000人が一斉にスタートした。そして100年の歴史を誇る中山大道や武漢長江大橋、東湖緑道を走り抜け、武漢市の人的文化的な歴史や美しい自然の景色を堪能した。人民網が報じた。

2023武漢マラソンのスタート地点に集まったランナーたち(撮影・張沛)。

2023武漢マラソンのスタート地点に集まったランナーたち(撮影・張沛)。

2016年から開催が始まった武漢マラソンは、「驚異のペース」で発展を遂げ、すでに中国陸上競技協会が主催する「CHINA MARATHON MAJORS」に選ばれている4つのマラソン大会の1つとなっている。

ランナーの1人である張さんは、「武漢マラソンは、入念に計画されている。走り終わると、精華が濃縮された『武漢一日の旅』を楽しんだような気分になる」と話した。

マラソンだけでなく、武漢市は近年、テニスの武漢オープンやサイクリングロードレース「Ring China International Road Cycling Race」、アジアバドミントン選手権大会といったハイレベルのスポーツ大会を数多く開催し、それら全てが輝かしい武漢市の代名詞となってきた。スポーツ産業の発展が、「国民健康づくり」の雰囲気づくりを後押しし、武漢市は今、スポーツ事業の質の高い発展推進を加速させている。

毎年7月16日に開催されている長江を横断する水泳大会は、武漢の人々の生活や伝統と融合し、武漢の人々が熱狂し、熱意に満ちた同市をPRする舞台となっている。また、武漢水上マラソンの開催により、湖が数多くあるため「百湖の市」と呼ばれる同市の名前がより幅広く知られるようになっている。さらには中国最高レベルの競馬大会「国際競馬フェスティバル」の開催により、中国で最も奥深い競馬文化が発信され、武漢市の「競馬の都」のイメージを高めている。

2023武漢スポーツ消費博覧会(撮影・張沛)。

2023武漢スポーツ消費博覧会(撮影・張沛)。

マラソン大会開催を契機とし、武漢市は今月、スポーツを通して、経済を活性化することを目指して、スポーツ消費ウィークを初開催した。

マラソン大会と時を合わせて、「スポーツを牽引力として、消費を促進し、経済を活性化する」ことを目標にして開催された「2023武漢スポーツ消費博覧会」には、スポーツ大会運営やスポーツ用品・器材、スポーツスマートテクノロジーといった分野の企業約140社が出展し、スポーツ、消費、産業が立体的に連携し、スポーツ消費者、ブランド、市場が密接な交流を展開している。

スポーツ消費ウィーク開催期間中、武漢市は、1000万元(1元は約19.5円)分のスポーツクーポンを配布し、スポーツ消費の活性化を目指した。2022年、同市は、同クーポンを2652万元分配布し、1億1100万元の経済効果をもたらした。2025年をめどに、同市のスポーツ産業の規模は1100億元、スポーツ消費の規模は260億元まで拡大すると予想されている。

このように武漢市では今、「国民健康づくり」の雰囲気が一気に高まっている。統計によると、運動やエクササイズを日常的にしている同市のスポーツ人口の割合は49.64%に達している。また、市民を対象にした健康状態のサンプリング調査の合格率は92.53%、一人当たりのスポーツ施設の面積は2.45平方メートル、開催されるスポーツイベントは年間延べ1200回に達している。

さらに武漢市は今年、ハイレベルの「国民健康づくり」公共サービス体系の整備を加速させ、統一された問い合わせサービスプラットフォームを立ち上げ、「武漢スポーツ電子マップ」を作成し、市民がスポーツ・運動に関する問題をワンクリックで解決できるようし、「12分エクササイズ圏」が機能を発揮するように取り組む計画だ。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年4月17日

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