固体燃料キャリアロケット「快舟11号」が2022年12月7日、酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、「行雲交通VDES試験衛星」を予定の軌道に投入した。(撮影・張敬宜)
航天科工ロケット技術有限公司が13日に明らかにしたところによると、同社が開発した固体燃料キャリアロケット「快舟11号」はスペースを予約できるようになった。新華社が伝えた。
今回発表されたスペースは、「快舟11号」2023年第4四半期〜2024年第4四半期のロケット5機の余剰貨物スペースだ。軌道の高度は530キロメートルで、余剰輸送力はそれぞれ160キログラム、400キログラム、360キログラム、300キログラム、300キログラム。
同社の関係責任者は、「市場に向けて余剰輸送力を公開することは、会社の商業宇宙飛行協力モデルを模索する一つの試みだ。このモデルは高信頼性、低コスト、急速対応の搭載打ち上げサービスを提供できる」と述べた。
「快舟11号」は中型固体燃料キャリアロケットで、ロケット全体に炭素繊維複合材料を採用。離陸質量は78トン、本体の直径は2.2メートル、高度700キロメートルの太陽同期軌道への輸送能力は1トン以上。世界共通の接続ポートを採用しており、全体的な技術は固体燃料ロケットの世界トップレベルに達している。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年7月14日