中国のソフト・パワーをはっきりと示す両会
「今年の両会はことのほか重要だ。第18回党大会後初の両会であり、第18回党大会で打ち出された施政綱領が実際の行動に貫徹される」
「両会によって第18回党大会の精神は一段と実行に移され、深められる。これは中国の政治体制に内在する科学性と合理性を十分に体現し、中国政治の安定性と一貫性を体現している」
「第18回党大会から両会へと、中国共産党の執政理念・路線・方針が中国民衆の願いや訴えと1つにつながり、口にせずとも気持ちが通じ合い、相互作用を及ぼす特殊な制度を形成する。これは中国の国情に完全に合致する」
南アフリカ、スペイン、カザフスタンの識者のこうした見解は中国の発展過程に対する正確な把握、中国の政治体制に対する高い評価を示している。世界が両会に注目するのは、中国の政策動向を把握するためだけでなく、中国のサクセスストーリーの背後にある「制度の奥義」を求めているのでもある。
「両会に民衆と各党派の声が集まり、民主主義を発揚する」
「両会の代表・委員の構成は民主主義の重要な体現だ」
「中国はより包容的、開放的になった。両会によって中国民衆のエネルギーがさらに発揮される」
今年の両会を通して、世界は中国共産党の指導力と中国社会の結束力に焦点を合わせると同時に、人々を鼓舞させる新たな勢いを鋭く捉えてもいる。
米誌フォーリン・アフェアーズは少し前に「中国が自らの政治制度に世界中で通用する模範としての装いを与えたことはない。『中国モデル』の意義は、良い統治のモデルは多元的で、各国共に自国に合った政治制度を見出すことができるということを実践によって証明したことにある。歴史が西側の民主制度で終わることはない。より素晴らしい時代の幕がゆっくりと開きつつある」と指摘した。
第18回党大会と同様、両会は中国政治の重要な一部であり、中国のソフト・パワーが再びはっきりと示されることになる。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年3月4日