ネット流行語も収録された中外辞書が発売=中国
中国の出版大手・商務印書館が出版したマイナー言語の辞書「マイナー言語シリーズ:中外分類辞典」の出版記念記者会見が6日、北京で行われた。この辞書シリーズは計18冊、ポーランド語やイタリア語など18種類の言語が含まれ、日常生活や自然科学など5つのジャンル、44個のテーマからなる3万2000語を収録している。「人民日報」が伝えた。
非常に明確な特色を持つこの辞書シリーズは、内容も時代の変化に対応し、大量の新しい単語のほか、中国の家庭関係や飲食文化、中国医学、漢方薬などといった中国の特色を持つ単語も大量に収録している。また、オムニチャネル出版形式を採用し、伝統的な紙を使用した辞書のほかに、携帯を含むあらゆるキャリア・端末に対応した電子辞書アプリも同時に出版する。
このほか、上海訳文出版社の「新英中辞典」(第4版改訂版)が近々正式に出版されるという。この辞書の編さん作業と方針はずっと一貫しているが、さらに社会や文化、経済、科学技術、生活の最新動向に着目した、新たな単語・意味を収録している。例えば、ここ数年頻繁に欧米の定期刊行物で目にするようになった「boatel」(ボーテル:ヨットハーバーに付帯している宿泊施設)、「ecocide」(エコサイド:環境・生態系の破壊)、「machinima」(マシニマ:3D映画製作技術)、「newbie」(ニュービー:インターネットの初心者ユーザー)などの単語も収録されている。このほか、退屈なときに使う「zzz」など、インターネットやインスタントメッセージなどで常に使う省略語も同様に収録されている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年6月7日