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中国 5月の10大ネット流行語

 中国語版ウィキペディア「互動百科」はこのほど、5月のインターネット流行語を発表。「舌尖上的中国」「甲◆(へんは酉、つくりは草かんむりに全)白菜」「任督二脈」「馬塞◆(さんずいに各)・里皮」「失独者」「FACE BOOK」「魯若晴」「死亡字」「甄◆(女へんに環のつくり)体」「包大人很忙」が並んだ。中国国営の新華社通信(電子版)が伝えた。
 
 (1)「舌尖上的中国」
 
 -----5月14日から22日まで国営中国中央テレビ(CCTV、NHKに相当)にて放送された食のドキュメンタリー番組「舌尖上的中国」(舌で味わう中国)。放送後すぐにセリフや食にまつわるエピソード、食材、メニューなどが注目を浴び、話題を呼んだ。
 
 (2)「甲◆(へんは酉、つくりは草かんむりに全)白菜」
 
 -----「ホルムアルデヒド白菜」または「ホルマリン白菜」。ホルムアルデヒドは接着剤、塗料、防腐剤などに使われる揮発性を持つ化学物質で、低濃度でも人体に悪影響を及ぼし、最悪はガンを発生させる。建材から放出されるホルムアルデヒドは「シックハウス症候群」の原因物質の一つとして知られている。このホルムアルデヒドを35-38%含有する水溶液を「ホルマリン」と呼ぶが、国際野菜博の開幕から9日目の4月28日に「山東電視台」(山東テレビ)が寿光市に隣接する青州市の北部にある東夏鎮で一部の野菜仲買人が農民から買い付けた白菜にホルマリンを噴霧した「ホルマリン白菜」を遠隔地へ出荷していると報じた。

 関係筋によると、ホルマリンの使用は業界内で暗黙の了解になっているという。白菜を調理に用いる際は、最も外側の葉は使わずに捨て、さらに水でよく洗い、時間に余裕がある場合は水にしばらく浸けることを、専門家は勧めている。
 
 (3)「任督二脈」
 
 「任督二脈」とは、中国の伝統医学や気功学の専門用語で、人体にある最も重要な2つの脈絡。甘粛省の医療関係者41人が9日間の「真気運行学の育成講座」に参加したところ、真気(中国の伝統医学や気功学の専門用語。人間の生命の深い次元にあり、人間の生命を維持するための最も重要とされる要素・原動力)の運行により「任督二脈」が完全に通った、と省衛生庁サイトが5月に報道し、議論の的となった。

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