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ハリウッドが中国人気小説の版権を大量購入 (2)

 ■契約 ハリウッドの脚色で全く別物に

 契約については、ハリウッドでは経営陣もディレクターも自分こそが映画のクリエイターだと思っている。ひとたび、特定の脚本を買ってしまえば、原作者はすべての版権を譲ったも同じだ。映画会社は必要に応じて任意に脚本を変える。原作者は映画製作のすべてにおいてなんらコントロールも発言する権利ももたない。映画会社の各部門の幹部は、脚本開発責任者から副社長、製作会社のボスたちに至るまで、首になったり、担当が変わったりするスピードは驚くほど速い。なので、一つの脚本があるチームで認められても、次に引き継いだチームからはまた新しい意見が出るといった具合だ。

 ハリウッドに脚本を提供したことがあるという中国人脚本家によれば「原作がひどいから直すわけではなく、直されるのは製作スタッフの中にプロジューサー、ディレクター、主演俳優や多くの映画会社幹部が、脚本に様々な意見を出して討論して映画のストーリーを作り上げる。この過程では数百の細かい変更があり、すべての内容が更新されてしまい、原作脚本はもはや存在しない。これは中国古代の残酷な極刑「八つ裂きの刑」に似ている。

 ■ネットユーザ ハリウッド映画だって中国人が演じてもいい

 ハリウッド映画が中国のベストセラー小説に注目していることに、原作ファンの反応はまちまちだ。あるネットユーザーは「鬼吹灯」、「三体」などの小説は、中国映画界の現在の特撮技術では、原作で描かれているシーンの撮影は無理だといい、またあるものは、「ハリウッドが中国の脚本を買って、中国人俳優にやらせたらどうだろうか。「鬼吹灯」に出てくる主役が欧米の俳優に代わっているのは受け入れ難い。ハリウッドが脚本を買っても「神なオオカミ」のように中国人俳優が演じてもいいだろう。(編集EW)

 「人民網日本語版」2013年8月25日

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