ハリウッドが中国人気小説の版権を大量購入
2013年の今、中国の観客はハリウッド大作で「中国的なもの」をみつけても大した驚きを感じなくなっている。中国の映画市場をがっちりつかもうと、ハリウッドの映画作成側はポーズを繰り返し、中国の人気小説の映画化版権獲得が、ハリウッドの投資家が注目する新しいターゲットとなっている。長江?報が伝えた。
■ターゲット バイヤーが注目するネット小説
2013年、ハリウッドの映画関係者は全力を挙げてより多くの中国人気小説の映画化版権を獲得しようと躍起だ。現在、ベストセラー小説の「鬼吹灯」の前期四部作の映画化版権はハリウッドが獲得、うち第一部の「精?古城」はアメリカドラマ「プリズンブレイク」の監督により映画化される。人気小説「狼図騰」(邦題;神なるオオカミ)の映画化は著名な映画監督ジャン・ジャック・アノーが監督し、中国俳優の馮紹峰が主演する。人気ネット小説「藏地密碼」(邦題:チベットコード)は中国電影集団とハリウッドのオリエンタル・ドリームワークスが共同製作する。
南派三叔作の「盗墓筆記」はパラマウントが映画化版権を購入、すでに米国版の出演者が確定している。書籍に描かれたヒーローはすべて米国人で、ヒロインは李冰冰が演じる。おそらく「インディジョーンズ」のような冒険活劇になるだろう。中国SF作家の劉慈欣の作品「三体」もすでに映画化版権は米国が購入済みだ……
■価格 ハリウッド製の脚本には遠く及ばず
ハリウッド映画関係者によれば、買い入れられた映画化版権には主導権が先に設定されている。版権の価格は巷での噂にすぎないがここ10年で100倍に跳ね上がったとはいえ、ハリウッドにとって中国のベストセラー小説の価格はハリウッド製に比べはるかに安価だ。