「アポロ11号」の搭乗員が伝説の「嫦娥」と「玉兔」を探していた!?
1969年7月20日、歴史上初めて人類を月面に到達させた宇宙飛行「アポロ11号」の搭乗員マイケル・コリンズ氏とヒューストンの管制センターの交信が最近、中国のネット上で話題になっている。同交信では、中国の神話伝説「嫦娥奔月」に出てくる、月で4000年暮らしている月神「嫦娥(じょうが)」と月で餅をついているウサギ「玉兔(ぎょくと)」にも触れている。中国国防科学技術工業局は26日、月探査機「嫦娥3号」を12月上旬に打ち上げる予定で、インターネット投票で「玉兎」と命名された月面ローバーも搭載されることを発表した。新京報が報じた。
「嫦娥とウサギを探せ」
同交信は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の公式サイトでストリーミングによって発信されているもので、当時の更新記録によると、ヒューストンの管制センターの担当官が、当時司令船コロンビアに残り月軌道上を周回していたマイケル・コリンズ氏に、「大きなウサギを抱えた女性に注意するようにと言っている人がいる。伝説によると、中国の嫦娥という女性が月で4000年暮らしている。嫦娥の飼っているウサギを探してもいい。このウサギはすぐに見つかるだろう。いつも月桂樹の木の下にいるから」と話している。
宇宙飛行士はこれに対し、「分かった。そのバニーガールがいないかよく注意しておくよ」と答えている。当時、ニール・アームストロング船長とエドウィン・オルドリン月着陸船操縦士は、月着陸船イーグルに乗って月面着陸の準備をしていた。