2013年12月27日  
 

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人民網日本語版

中国初の圧縮空気動力エンジン、まもなく完成 襄陽

 2013年12月27日18:41
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 自動車が空気で走る――そんなふざけた夢のような話が現実になるかもしれない。襄陽市では、今年年末までに全国初の圧縮空気を動力としたエンジンが4基開発され、来年6月には全国初の圧縮空気エンジンを動力とした自動車の試運転が行われる見込みだ。

 このような自動車は現在、米国や日本、オーストラリアなどの先進国でも開発段階にとどまっている。フランスだけは使用を開始しており、連続走行距離は最長150kmとなっている。だが襄陽で作られる圧縮空気動力自動車は、連続走行距離や出力効率などの各技術指標で飛躍的な進展が実現されるという。

 北京航空航天大学(襄陽)新エネルギー研究センターの虞啓輝博士によると、圧縮空気動力エンジンの基本原理は、高圧タンクに詰められた気体の圧力を利用してピストンを動かし、機械を駆動させるというもの。運動の過程で物理的な変化しか起こらないため、完全にクリーンなエネルギーと言うことができる。このエンジンの開発が成功すれば、動力出力分野で大きな影響を生み、自動車や船舶、飛行機、工業製造などの動力駆動を必要とする機械装置への幅広い応用が可能となる。

 圧縮空気動力エンジンは、由北京航空航天大学(襄陽)新エネルギー研究センターが研究開発している。同センターは、北京航空航天大学と襄陽が共同設立した生産・教育・研究・応用の協力のための科学技術研究開発プラットホーム。空気動力エンジンのキー技術の難関攻略は、国家省エネセンターの専門家であり博士学生指導教官でもある蔡茂林教授をトップとした研究チームが取り組んでいる。同センターは昨年8月に正式に襄陽ハイテク区に設けられ、今年6月に第一代圧縮空気動力の原理を示すサンプルの開発に成功した。同センターは、今年末までに4台のエンジニアリングサンプルを作り出し、試験による調整を加えた後、来年6月末までに、圧縮空気動力スクーターを開発する計画だ。現在、圧縮空気動力エンジン4基はすでにシミュレーションデザインを完了し、部品の加工段階に入っており、年末までにはエンジニアリングサンプルの組み立て試験が行われることになっている。(編集MA)

 「人民網日本語版」2013年12月27日

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