国務院:10年前後で都市排水・冠水防止システムを整備 (3)
■都市建設においてどう冠水を防止すべきか
専門家:都市の吸水能力を高める
通達は都市開発、道路建設、緑化との総合的調整を行い、現地の状況に合わせて適切な方法をとり、雨水の吸収・貯水・利用施設などを建設し、くぼんだ緑地や人工湿地、吸水路面・地面、吸水能力を備えた駐車場や広場を増やすよう指示している。新たな市街区域の舗装地面の40%以上を吸水地面が占めなければならないほか、条件を満たす地区は既存の舗装路面の吸水化改造を行い、雨水の吸収、貯水能力を高めるべきだとしている。
「吸水能力の強化は、都市冠水を緩和する有効な措置の1つで、既存の市街区域でできる事が多くある。実は緑地、道路、公共レジャー地区、運動場、駐車場はいずれも、臨時貯水地に改造して、吸収能力を高めるのに良い場所だ。舗装地面の吸水化改造を行うほか、地面を適度に下げて、貯水・吸水能力を兼備することができる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年4月3日