日本が再度「参拝」挑発、中国は反撃すべき (2)
中国はもちろん日本との友好関係の発展を願っている。だがここ数年の状況は、正常、平等、相互尊重の原則によってこの目標が実現される可能性はすでにないことをはっきりと示している。中日両国社会は、現段階では相互対立する運命にあるのかも知れない。中国が中日関係を世界戦略の最高目標として、一種の「大いなる韜略」によって日本に対して我慢の譲歩をしない限りは。
だがそうした操作は国家の戦略に対して民意の影響力が次第に増しているこの時代において、全く不可能だ。歴史上中国に対して悪事の限りを尽くし、現在また居丈高に迫る日本の機嫌を取ることに、民衆が同意することもあり得ない。もし戦略学者が中国はこう「すべきだ」ああ「すべきだ」と言うのだとしたら、それは彼らの幼稚さであり、インテリの机上の空論だ。
歴史問題における日本の挑発に対して、中国に退路は断じてない。後退は自らを隅へ追いやるだけだ。従って、中国はむしろ「少し度を過ぎてでも」反撃すべきだ。これが日本との激しい対立を招くとしても、泰然として受け入れるべきだ。
中国は日本に譲歩しないが、感情に走り何かというと「怒らせられる」必要もない。われわれは日本の挑発に対して「冷静な不満」を保ち、秩序だった反撃を行う必要がある。これによる中国経済の損失にわれわれは耐えられるはずだ。日本が同様の損失を被ったか否かについては、過度に注目すべきでない。われわれがそうするのは日本の挑発は受け入られないからであり、これは利益と引き換えにすることはない原則だ。
中国に別の選択肢はない。中日関係が長期間冷え込み、後退し続けるか否かは、日本に決めさせればよい。すでに中国には中日関係のひどい局面に適応する能力がある。そして中国を傷つける日本の能力は低下している。これは大きな趨勢だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年4月22日