世界の一級国家はどの国か (2)
21世紀に入って以来、「中米欧」がずっと論じられてきた。中国はすでに名目上「世界第2の経済大国」となったうえ、この世界に欠かせぬ存在だ。もし「目覚めた」「眠れる獅子」が再び百年も眠らなければ、中国と欧米が肩を並べる状況はより明確となる。真の民族の偉大な復興は、曲折に満ちた道で、非常に大きな代償を払うことになるが、中国が、そして中国のみが、世界のトップランクの国々の中で唯一の非欧米国なのだ。
欧州はほぼ統一されている。問題が山積し、こうした問題がEUを押しつぶす可能性もあるが、欧州が再び四分五裂する可能性は皆無だ。欧州問題解決の唯一の道は、さらなる統合以外にない。したがって、統一欧州が世界の国家システムのトップランクに位置することは何の疑いもない。
米国は比較的若い偉大な国家だ。多くの経済・社会問題を抱え、その「行き過ぎた拡張」が世界的な「米国の衰退」をもたらしたものの、予測可能な未来において、米国が二流国家に変わることはあり得ない。
総合的に考えると、現在および未来の世界の大国は2つのランクに分けられる。トップランクは米欧中、つまり中国はすでにトップランクの国なのだ。セカンドランクはその他の大国で、その中に自ずと日本が含まれる。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月28日