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朝鮮戦争を忘却すべきでないのはなぜか (2)

 朝鮮戦争を忘却してはならないのは、誤った戦略判断により勃発したからだ。多くの局地戦争は誤解や誤った判断によって衝突が引き起こされ、戦争にエスカレートし、さらに外部勢力が介入するという経過をたどる。朝鮮戦争もそうだった。新中国の成立によってソ連を頭とする社会主義陣営は強大化した。米国は第2次大戦の政治、軍事、経済的大勝者として「世界をリード」し、いわゆる共産主義の拡張を抑え込もうと野心満々だった。朝鮮戦争の勃発は米国に戦略的抱負を発揮する好機を提供した。戦争の火蓋が切られるや米国は国連の名で軍事介入したうえ、第7艦隊を台湾海峡に派遣した。朝鮮侵略米国空軍は中国の領土を爆撃掃射し、戦火を鴨緑江にまで広げ、中国の安全を直接脅かした。

 つまるところ、中国の抗米援朝は家を守り、国を守り、平和を守るための戦いだった。朝鮮北南双方の命がけの戦いは、祖国統一のための戦いだった。米国の軍事介入は、「共産主義の拡張」を阻止し、アジアでの覇権を拡大するための戦いだった。戦争の結末として、朝鮮半島は冷戦構造に戻った。

 朝鮮戦争を忘却してはならないのは、今日に対しても警鐘を鳴らす意義があるからだ。休戦から60周年、朝鮮に真の平和はまだ訪れていない。60年前の武力による統一実現のもくろみは目標を達成しなかったし、60年後の今日も武力による朝鮮半島問題の解決は目的を達成し得ない。

 冷戦を繰り返してはならない。誤った戦略判断は全力で回避すべきだ。朝鮮半島問題解決の根本的な道は対等な対話と交渉にある。朝鮮半島の統一は朝鮮半島北南人民の力で解決するほかない。朝鮮半島に一日も早く平和が戻ることを願う。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年7月26日

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