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日本版NSCが発足 中国は地域の安定への寄与を要求 (2)

■日本の大学教授:NSCが本当に戦略研究を行えば、中国との対立が国益に反する過ちであることを認識する

 「日本版NSCの設置は安倍首相のいわゆる『積極的平和主義』の重要な一環だ。他には特定秘密保護法案の強行可決による米国との情報協力の強化、武器輸出三原則の見直し、集団的自衛権の行使を禁止する憲法解釈の変更、憲法改正などがある。最終的目的は日本をいわゆる『普通の国』にすることだ」とアナリストは指摘。

 高島伸欣・琉球大学名誉教授は「安倍内閣の提唱する『積極的平和主義』の目的は、軍事的威嚇によって、日本の国益への寄与を周辺国に強いることだ。この点はすでに非常に明確だ。1941年に日本政府は『大東亜戦争』を正当化するため、御前会議で『大東亜共栄圏の建設は世界の平和に寄与する』と決定した。現在、多くの日本国民は歴史の前轍を踏む安倍政権のこの決定に同意していないはずだ。安倍首相の目的は日米同盟を強化し、憲法を改正して、自衛隊が海外で米軍と共に軍事行動を展開できるようにすることにある」と指摘した。

 凌星光・福井県立大学名誉教授は「国家安全保障会議は外交、安全保障の統一的司令塔としての機能を発揮する。これは情報機関の横の意思疎通を強化して、対外情報交換を円滑にし、情報の一元化管理を図るとともに、迅速に対策をまとめることが目的だ。国家安全保障会議の設置によって、さらに大きな権力が首相に与えられる。歴史的原因と安倍首相の保守的色彩により、NSCは日本政治の右傾化を加速する役割を果たす。もしNSCが本当に戦略研究を行うことができるなら、中国との対立が日本の国益に反する根本的過ちであることを認識するだろう」と指摘した。

■中国の専門家の見方

 廉徳瑰(上海国際問題研究院アジア太平洋研究センター副センター長):日本の国家安全保障会議創設の重要な背景として中国がある。

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