2013年12月24日  
 

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外交におけるさまざまな贈り物 (3)

 2013年12月24日08:24
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 2011年に訪米した胡錦濤国家主席(当時)は中国の芸術家、袁煕坤氏の制作した高さ12.2センチのリンカーン像をオバマ大統領に贈呈し、オバマ大統領は大型油彩画「8人の米国大統領と長城」を胡主席に贈呈した。2009年に訪中したオバマ大統領は囲碁を胡主席に贈呈した。これは深思熟考を経たもので、中国人と中国文化を理解して初めてこうした贈り物を贈呈できるのであり、中国文化への尊重を示すものだと専門家は指摘した。

■贈り物はソフトパワーでもある

 于氏によると、贈り物自体が引きつける力を持ち、事実上国家のソフトパワーの一部だ。キャメロン英首相は今年12月初めに訪中した際、100人余りの企業家団体を引き連れ、贈り物も多く用意した。習主席にはイングランド男子サッカーチームのユニフォーム、彭夫人には英ブランド・マルベリーの手袋、李総理にはテニスラケットと英国の書籍を贈呈した。キャメロン首相はこれらの贈呈品が同行した英国企業の提供したものであることを強調した。中国とのビジネスを望むこれらの企業にとって、国家レベルの「セールス」であることは間違いない。

 中国は国家間の贈り物を一貫して大変重視し、かつ熟達してきている。例えば李総理がキャメロン首相に贈呈した高速鉄道モデルについて于氏は「大変良いアイディアだ。現在中国の高速鉄道は急速に発展している。他国に高速鉄道を売り込む契機に乗じ、この贈り物は世界に非常に強いメッセージを伝えた。大国としてあるべき自信だ」と指摘した。

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