中国国家情報センターのチーフエコノミスト兼経済予測部部長を務める范剣平氏は、2013年APEC中小企業サミットに出席した際に、「来年加速が唯一期待されるのは輸出だ。来年の経済成長率は、約7.5%に達するだろう」と語った。京華時報が伝えた。
范氏は来年のGDP成長率について、「投資・消費・輸出の3大需要を総合的に考慮すると、来年の経済成長率は今年とほぼ横ばいになる。今年の実質的な成長率は7.6−7.7%となり、来年も依然として約7.5%のペースを維持するだろう。7.5%を上回るか下回るかに過度にこだわる必要はない。中央政府は、後遺症のない高品質・高効果の経済成長を求めることを提起しているからだ。ゆえに中央政府の経済成長率の目標がどれほどであろうと、経済成長率は、経済の取り組みで最優先される項目ではなくなった」と指摘した。
范氏は、「来年加速が唯一期待されるのは輸出だ。中国の輸出の国際環境が好転し、来年の輸出の経済に対する寄与率は−0.1から+0.1となり、0.2ポイント加速されるだろう」と予想した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月23日