北京・上海・広東省・深センの生活費が、世界トップ50入りを果たした。人材調査会社ECAインターナショナルがこのほど、生活費の高い都市ランキング(海外駐在員)を発表した。中国大陸部では、北京が15位、上海が18位、広東省が38位、深センが40位となった。生活費が高いと思われがちなパリは29位、マンハッタンは33位となった。京華時報が伝えた。
◆人民元高騰、ランク上昇を促す
各都市の物価は米ドル換算で導き出される。円安により日本の都市部の生活費が下がり、順位を落とす結果となった。人民元の対米ドル相場は上昇を維持しており、米ドル換算の物価が上昇し、中国の都市部の順位が上昇した。また家賃などの費用が計算に含まれなかったことも、中国の都市部の順位上昇の一因だ。北京や上海など中国内陸部の都市の家賃は安くないが、東京や香港などのアジア各都市の家賃を下回る。家賃を各都市の生活費の比較項目として盛り込んだ場合、北京や上海などの中国内陸部の都市の順位が下がり、東京が上がるはずだ。また同ランキングは、外国人の各国における生活費を比較し、順位付けしたものであるため、調査項目が現地の生活方式に完全に一致するとは限らない。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月23日