世界の試練に向き合わねばならぬ中国の改革 (3)

　生産チェーンが一層整ったグローバル化の時代において、経済力の持続的な急成長は国内経済の構造転換の成果、および生産チェーンの中での上昇を維持し、グローバル化の成果をより効果的に共有できるか否かに一層かかるようになる。

　モデル転換の観点から見て、2014年が楽な年とならないのは確実だ。英紙フィナンシャル・タイムズの年末の社説は「新興市場はより困難な1年を迎える」を見出しに、「途上国の将来は中国のパフォーマンス次第だ」と断言した。この認識は中国の改革プロセスに対する国際社会の強い注目の反映だ。

　政治・経済ガバナンスレベルの改革は、その国の将来の競争力の要であり、世界権力の再編に影響を与える決定的要因の1つでもある。楽観的情報が先進経済体からより多く発せられると見られる2014年、われわれは従容として冷静な、堅忍不抜の改革精神を維持する必要がある。

　モデル転換は挑戦でありチャンスでもある。変革の時代におけるチャンスはより積極的、主導的な変革によって創造するほかない。学者たちが文明の変遷の視点から世界権力のシフトを観察する中、中国の今日の改革は人類社会の進歩という使命を与えられてもいる。（編集NA）

　「人民網日本語版」2014年1月3日