ある台湾人船員が、航海中に転んで左胸の肋骨を負傷、上海の担当部門に緊急救助を求めた。2014年元旦、この船員は各方面の協力のもと、無事救援された。中新網が伝えた。
上海出入国検査部門担当者によると、12月31日夕方、洋山港出入国検査所に緊急救助を要請する電話が入った。これによると、2014年1月2日に上海の洋山港に停泊を予定していた英国籍のコンテナ船「Ever Lambert」号に乗り組んでいた1人の台湾人船員が、業務中に転んで左胸を負傷、初期診断で肋骨が骨折していることが分かり、早急に治療が必要という。同船は、東中国海救助局にも救助を要請した。
これを受け、洋山港出入国検査所は緊急対応マニュアルを発動、「グリーンチャンネル(優先ルート)」を開設した。負傷した船員が優先的に中国に入国し、病院で治療を受けることを許可し、入国手続は後回しにする措置を講じた。
1日午前、負傷した船員は、東中国海救助局が手配したヘリコプターで、上海外高橋地区にある高東空港に搬送された。ヘリコプターが到着するやいなや、待機していた出入国検査担当警察官が速やかに本人であることを確認し、「入国後の補足手続」を行った。その後、船員は近くの病院に運ばれて緊急治療を受け、事なきを得た。
船側は上海の各方面の努力と協力、および船員が速やかに治療を受けることができたことに対して、感謝の意を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年1月2日