24時間サービスを提供する便利屋は、必要なときにいつでも呼ぶことができる。また便利屋が日本で繁盛する理由はその幅広いサービスにあり、できないことはほとんどない。神奈川県の某便利屋は広告に、「どんな小さなことでもご相談ください。喜んでお手伝いします」と謳っている。
■便利屋の三大需要
便利屋には三大需要があるとの説がある。ひとつは少子高齢化社会による需要。高齢になるほど、簡単だった家事労働が負担となる。とりわけ一人暮らしのお年寄りにとって、電球ひとつを取り替えるだけでも難しい。便利屋と契約すれば、定期的な訪問サービスを受け、通院、散歩、手紙を読んだりするのを手伝ってもらえる。また女性からの需要だ。男性が外で働き女性が家庭を守る伝統的モデルが徐々に変化するなか、働く女性、独身女性が増えている。便利屋が家事の一部や体力の必要な事を代行することで、心配が減る。そしてグローバル化社会の需要。日本で生活する外国人、また訪日観光客が増加するなか、日本人にとっては非常に簡単な事も、外国人にとっては大きな難題となる場合がある。役所へ出向いての各種手続き、ごみの分別などだ。いずれも便利屋に依頼すれば手伝ってもらうことができる。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年1月2日