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「藍庁フォーラム」のキーワードから中国外交を読み解く (2)

 ■譲れぬ一線を守る:中国は原則と道理を重んじると同時に、譲れぬ一線もある

 一部の者は合理的、合法的な国益を守るための中国の行動に「強硬」のレッテルを貼り、さらには「中国脅威」を鼓吹する。これには何か魂胆がある場合もあれば、事実を理解していない場合もある。中国は終始変わらずに平和的発展の道を歩むと同時に、国家の主権、安全、発展上の利益を断固として守る。両者は決して矛盾しない。われわれが守るのは自らの合法的権益であり、自国に属するものだ。他国の縄張りを不法に奪うのでは決してない。国家の主権、安全、発展上の利益が守られて初めて、平和的発展の道を安定して歩むことができる。中国は原則と道理を重んじると同時に、譲れぬ一線もある。

 ■決して覇権を唱えない:中国は永遠に近隣諸国の良き隣人、良き友人、良きパートナー

 遠くの親戚より近くの他人。中国は「強国になれば必ず覇権を唱える」とのロジックを拒否する。覇権と拡張は中国の文化ではなく、ましてや政策ではない。中国はどんなに発展の成果を得ようとも、善隣友好政策は強化するのみであり、弱めることはない。中国は永遠に近隣諸国の良き隣人、良き友人、良きパートナーだ。現在の情勢の下、急速な発展の正念場にあるアジア諸国は平和と安定の良い局面と持続的で比較的速い発展の勢いを一層大切にすべきだ。いかなる要素にもアジアの発展と協力を妨害させ、痛めつけさせ、遅らせ、破壊させてはならない。一朝一夕を争う精神でチャンスをしっかりと捉え、心を一つにして助け合い、妨害を排除し、溝を適切に処理し、建設と協力に力を集中し、アジアを新たな段階へと押し上げ、世界の平和と発展に新たな貢献を果たし、新たな模範を築くべきだ。

 ■相互疑念を取り除く:衝突と戦争は中米関係の宿命ではない

 衝突と戦争は中米関係の宿命ではない。中米が相互尊重と互恵・ウィンウィンの新しいタイプの大国間関係を築くことは、両国に幸福をもたらし、世界に恩恵を及ぼすパイオニア的事業だ。

 中米両国は協力・ウィンウィンの方向性を把握し、小異を残して大同につく原則を堅持し、真実を求める実務的な姿勢を堅持し、互いの核心的利益を的確に尊重し、率直かつ誠実に踏み込んで意志疎通し、実務協力を力強く開拓し、アジア太平洋における対話と協力を強化し、「戦略面の相互疑念」を取り除き、古くからの問題に新しい解を求めるべきだ。

 アジア太平洋は中米の利益が最も緊密に交錯し、最も頻繁に相互作用を及ぼす地域であり、中米間の競争の闘技場ではなく、互恵協力の「大舞台」となるべきだ。中国はアジア太平洋地域における米国の正当な利益を尊重し、米国の建設的役割を歓迎する。米側もこの地域における中国の利益と懸念を尊重し、域内諸国間の溝や摩擦に対して客観的で公正な立場をとるべきだ。一方の肩を持ったり、「ありがた迷惑」なことをしてはならない。中米双方は率直で誠意ある交流と意志疎通を強化し、理解を深め、共通認識を拡大し、三カ国および多国間の協力を着実に推進し、アジア太平洋において対話と協力が摩擦と溝を上回る局面の実現に努めるべきだ。

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