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中国の両会に世界の視線が集まる

 今年の全国両会では次期国家機関指導者が決まる。小康(ややゆとりのある)社会の全面的完成にとって新たなスタートであり、第12次五カ年計画を実施してこれまでの事業を引き継ぎ、未来に道を開くうえでの正念場の年に開催される盛大な会議でもある。この歴史的時点において、外国メディアの視線は両会を緊密に追っている。ある外国の学者は「来る数日間、世界第2の経済大国はフラッシュを浴び、全世界の注目を集める」と指摘した。人民日報海外版が伝えた。

 ■改革のシグナルを発する新指導部

 両会前の外国メディアの事前報道において最も頻繁に出てくる言葉が「改革」であることは間違いない。外国メデイアは「中共新指導部は中国の路線への自信に満ち、改革の強いシグナルを発しており、世界は期待に胸を膨らませている」と指摘。英紙フィナンシャル・タイムズは「新指導者の活発な動きに伴い、中国の『新しい政治』の雛型がすでに姿を見せている」と報じた。

 中国に改革が必要なことは、全国上から下まで一致した考えだ。ニューヨーク・タイムズ電子版は「数十年間の急速な発展を経て、中国は多くの試練に直面している。習近平氏がこうした試練にどう対処するかは、21世紀における中国の発展の軌道を決めるだけでなく、世界にも決定的な影響をもたらす」と指摘した。

 英紙デイリー・テレグラフは「習近平総書記の『中共は鋭い批判を受け入れられなければならない』との談話は、改革の推進を望む人々を鼓舞した」と報じた。

 AP通信は「両会によって中国の新しい指導者は中国の未来のために、繁栄する、富強で公平な社会を建設することができる」と指摘。過去数カ月間の大胆な腐敗対策や作風転換の例を挙げて「中共の新しい指導者は試練をチャンスに変え、中国民衆と世界は中国の未来に大きな希望を抱くようになった」と称賛した。

 ■次期内閣の直面する試練

 ウォール・ストリート・ジャーナルは具体的データの数々を用いて、中国の改革コストが非常に高くつくことを予測。「中国国務院発展研究センターの予測によると、出稼ぎ農民1人を教育と保障性住宅(政府補助のある低中所得者用住宅)を享受する都市住民に変えるために政府が拠出する短期コストは2万4000元に上る。中国には出稼ぎ農民が約2億6000万人おり、その10分の1を『市民化』するだけでも、初期コストは6300億元にも達する。これは2012年の中国のGDPの1.2%に相当する」と指摘した。

 ブルームバーグは「10年前と比べ、中国ではネットコミュニティの規模が9倍余りに増加し、腐敗、貧富の格差、環境汚染もより深刻化した」と指摘した。

 「中国政府の政治の効率がかつてないほど注目され、監督されている」と日本の毎日新聞は論説を加えた。

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