豪外相「中国と関係国の領有権争いで一方の側につかず」
オーストラリアのビショップ外相は4日「豪中関係はオーストラリアの繁栄と発展にとって極めて重要だ。オーストラリア政府は豪中戦略的パートナーシップを強く重視し、両国関係の持続的で健全な安定した発展の推進に尽力している。中国と関係国との領有権や海洋権益をめぐる争いでオーストラリア側は特定の立場を取らないし、一方の側につくこともない」と強調した。
ビショップ外相は同日、キャンベラで中国メディアの共同インタビューに応じ、中国訪問とオーストラリア新政権の対中政策について語った。
ビショップ外相は「中国との関係はオーストラリアにとって最も重要な2国間関係の1つだ。両国はすでに戦略的パートナーシップと一連の年次2国間協議制度を構築した」と指摘。オーストラリアの新政権は豪中関係を強く重視しており、アボット首相の来年前半の訪中に向けた準備も今回の中国側との会談で重要な議題となる。
ビショップ外相は「中国の戦略的協力パートナーとして、オーストラリアは中国側と共通利益の拡大に努力し、溝を適切に処理することを希望している。関係各国が共に努力して、地域の平和・安定を維持することを希望する。これはオーストラリア政府が長年遂行している政策でもある」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月5日