王毅外交部長　6カ国の外相と次々に会見

　9月23日から24日にかけ、中国外交部（外務省）の王毅外交部長（外相）は、ニューヨークの国連本部で、南スーダンのマリアル外相、ナミビアのウトニ・ヌヨマ外相、エジプトのファハミ外相、オーストラリアのビショップ外相、英国のヘイグ外相、フランスのファビウス外相とそれぞれ会見した。

　南スーダンのマリアル外相との会見で王毅部長は、「中国は南スーダンとの関係発展を高度に重視しており、相互尊重・平等互恵を基礎に、両国の友好協力関係を推進し、ますます広げ、深めていきたい。最近、南北スーダンの関係は明らかに緩和に向かっていることを我々は喜ばしく思っている。中国は一貫して、両スーダンは友好を深めれば双方に利益をもたらし、戦えばともに傷つく、友好的に付き合うことが共同の発展をもたらすと考えている。中国は国際社会とともに、両スーダンの関係改善のためにこれからも努力していきたい」と語った。

　ナミビアのウトニ外相との会見で王毅部長は、「現在、中国とナミビアの関係は、より高いレベルでより広い範囲、より多くの分野に広がり、これまでにないチャンス期にある。両国は手を携えてともに努力し、伝統的な友情を強化し、これからも密接に各分野、各レベルの交流と対話を行い、鉱山開発、インフラ建設、農業、漁業など広範囲の実務提携をしっかりと進めて、人的交流を持続的に拡大しながら、絶え間なく両国の友好協力関係の内容を充実させていき、両国国民により多くの利益をもたらしていきたい」と述べた。

　エジプトのファハミ外相との会見時には、王毅部長は、「中国とエジプトは伝統的な友好関係があり、二国間の関係は長い時間と情勢の変化という試練に耐えてきた。中国側は常にエジプトを発展途上国の中で最も重要な戦略的パートナーの一つと位置づけており、ともに努力を重ね、さらに両国関係を深めていきたいと願っている。エジプト政府が、エジプト在住の中国人の安全保障のための措置及び、エジプトで業務を展開する中国企業のために便宜を講じてくれるように希望している」と語った。