習近平国家主席は24日、デンマークのマルグレーテ2世女王と人民大会堂で会談した。両国元首は両国の友好交流を振り返った後、協力を強化し、両国関係の新たな将来を共に切り開くことを決定した。
習主席は「現在、中国・デンマーク関係は歴史上最良の時期にあり、実務協力は大きな成果を上げている。デンマークにとって中国はすでにアジア最大の貿易パートナー、海外第2の投資先国となっている。少し前に両国はシリア化学兵器廃棄のための輸送と護送に共に参加した。これは国際問題における両国協力の成功例だ。現在中国は新型の工業化、情報化、都市化、農業近代化の踏み込んだ発展の重要な時期にあり、投資・消費需要の大きな潜在的成長力を備える。これらの分野でデンマークは豊かな経験と技術的優位性を備える。双方は貿易、経済、農業、医療、衛生、食品の安全、省エネ、環境保護分野の協力を積極的に開拓し、発展させ、青年や学生を中心に人的・文化交流を拡大し、中国・欧州関係の発展を共に促すべきだ。デンマーク側と共に努力して、両国の包括的・戦略的パートナーシップを新たな段階へと押し上げたい」と表明した。
マルグレーテ2世女王は「今回の訪問を通じて、両国の良好な関係をさらに深め、両国民間の相互理解と親善を深め、互恵協力が一層の成果を上げるようにしたい」と表明した。
両国元首は協力文書の調印式にも立ち会った。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月25日