自動車業界の「アップル」といわれる米テスラモーターズは23日、上海市浦東区で業務をスタートし、中国でたわわに実を結ぶことになった。充電スタンド6基を備えた急速充電スポットが営業を開始し、中国エリア初の急速充電スポットに、また世界初の太陽光発電装置を搭載した急速充電スポットになった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はこのほど初めて中国を訪れ、上海で行われたオーナー7人への新車引き渡し式に出席した際、次のように述べた。テスラは中国市場を高く評価しており、将来は上海で多くの投資プロジェクトを進める予定だ。中国で急速充電スポットのネットワークを構築し、太陽エネルギー、ソーラーパネル、電池パックの急速充電スポットと融合させ、急速充電と同時にクリーンエネルギーの生産を進めていく。
テスラの中国人オーナーへの新車引き渡しの時期は延び延びになっていたが、このほどついに引き渡しが行われた。
上海市浦東新区金橋輸出加工区(金橋開発区)にある充電スポットには6基の充電スタンドが設置されている。テスラは現在、同市嘉定区で急速充電スポットの設置準備を急ピッチで進めている。こうした急速充電スポットは将来的には利用者に無料でサービスを提供する予定だ。
関連の戦略協力合意によると、テスラは近く、金橋地区に華東エリアの販売決済本部を置き、展示、試乗、メンテナンスの機能を一体化した販売試乗センターを設立するという。中期的には金橋南区(税関監督管理エリア)にメンテナンス・保税倉庫を建設し、長期的には浦東区に優先的に自動車製造工場を建設する計画だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月25日