中国版ツイッター、欧米スターが続々開設 (2)
ミニブログの重要性を決して見くびってはいけない。言語や文化の壁、メディア規制により、中国はこれまで「難攻不落の国」とされてきたが、ミニブログの登場がすべてを変えた。中国自身もミニブログが短期間のうちにツイッターを上回る勢力になるとは予想だにしていなかった。ツイッターも5億人のユーザーを抱えているが、ミニブログの飛ぶ鳥を落とす発展の勢いには及ばない。
カナダの人気歌手ジャスティン・ビーバーや映画ハリー・ポッターシリーズのハーマイオニー・グレンジャー役で知られる英女優エマ・ワトソンなどもミニブログのアカウントを開設している。英ロックバンド「レディオヘッド」は以前に中国の人権に関して批判的なコメントを出したこともあるが、メンバーはミニブログのアカウントを開設。ボーカルのトム・ヨークのフォロワーは500万人を超えている。また、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツのフォロワーも327万人を超えている。さらに、米清涼飲料水会社「ザコカ・コーラ カンパニー」や蘭・英家庭用品メーカー「ユニリーバ」、仏高級ファッションブランド「ルイヴィトン」なども中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用して、市場開拓を進めている。
あるSNSのメディア代理機構は、「中国で勢力を伸ばしたいなら、ミニブログは不可欠。西洋諸国の大企業は、海外でブランドを構築したいなら、必ず現地にあった戦略が絶対に必要であることを知っている」と指摘している。
では、ミニブログをどのように活用すればいいのだろうか。まず中国語をマスターしなければならない。西洋のスターの多くは、代理業者を利用して、ツイートしている。また、少し出遅れている人向けの、英語版ミニブログも現在、開発中だという。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年1月14日