米がタイタニックを再現したホテル建設へ 中国人客に照準
伝説の豪華客船「タイタニック」(資料写真) |
米投資大手ブリッジ・インベストメント・グループ(BIG)は美国投資移民プログラム「EB-5」により米国の永住権を得ている投資家と共同で、米国自治領北マリアナ諸島のテニアン島の埠頭で、伝説の豪華客船「タイタニック」の原型を再現したホテルを建設することが3日、明らかになった。同ホテルを同地の名物として、世界から観光客を集客するのがねらいだ。中国国営の通信社「中国新聞社」のウェブサイトが報じた。
北京で同日開催された調印式には、コモンウェルス港湾局(CPA)のJosephM.Mendiola主席も参加。テニアン島埠頭の開発プロジェクトの覚書に調印した。同プロジェクトは、計画の段階から米国政府や米国移民局(USCIS)の多大なる支持を得てきた。
人気観光スポット・サイパン島からわずか約8キロの位置にあるテニアン島はマリアナ諸島の首府として機能しており、常夏であるため1年中、存分の太陽と、美しい景色を満喫できる。また、現代化されたホテルや娯楽施設がある一方、太平洋戦争中は激戦地となったため、戦跡も多く残っている。