中国のネットショップ 毎日約1万店が閉店
「ネットショップを開店するのは容易だが、経営は困難だ」-----。この問題は、多くの店主の切実な悩みになっている。このほど発表された「中国企業イーコマースIT建設報告書」によると、中国では毎日約1万店のネットショップが閉店に追い込まれている。中国経済網が伝えた。
業界進出のハードルが低く、仕事の自由度が高く、経営がしやすい-----多くの人にとって、ネットショップの開店は容易に見える。それでは、小規模のネットショップの閉店が相次ぐ理由は何か。
劉さん(24)は昨年に大学を卒業すると、二人の友人と10数万元を集め、西安でEC企業を設立した。ネットショップを通じて生活用品を販売していたが、1年間で経営を続けられなくなり、途中で断念してしまった。劉さんはこの経験について、「ネットショップの経営に詳しくないまま開店してしまったが、これは私の失敗の主な原因だ」と語った。
劉さんのようなネットショップの店主は少数派ではない。イーコマースは近年急速に発展し、ネットショッピングの巨大なビジネスチャンスばかりが注目された。しかし多くの人は調査を十分に行わず、販売対象とする消費者を絞らないまま、盲目的にサイトを開設するかネットショップを開店しており、必然的に経営難に追い込まれている。
各種ネットショップがタオバオ等で氾濫するに伴い、経営内容・マーケティング方式の同一化が深刻になっている。イーコマースの競争が激化し、ネットショップの利益創出が困難になっている。