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横文字の略語の氾濫に警戒を 人民日報

 近年、英単語の頭文字を並べた横文字の略語が急速に増えつつある。中国語辞典「現代漢語辞典」を例にとると、第4版に収録された横文字略語は39語だったが、第6版では239語と急増している。「国家通用言語文字法」で英語を使うべきではないと明確に規定された分野ですら、横文字略語が珍しくなくなった。中国人が開発した、知的財産権を有する新製品にも、横文字の名前や漢字とアルファベットを混合させた名前をつけるのが流行っている。大都市に聳え立つ公共建築物やビルでは、英語の表記はあっても漢字の表記はなく、英語圏の国に来たかと思うほどだ。人民日報が伝えた。

 中国語において横文字の略語はますます幅を利かせており、「中国語と英語は混ぜても良い」という誤ったシグナルを発している。政府関連部門は2010年、「中国語の出版物において、英単語やアルファベットの略語など、外国語の文字をむやみに用いてはならない」と明確に規定している。しかし、今に至るまでこれらの単語を制限する具体的な措置は打ち出されていない。

 英語が中国語に侵入し、漢字や中国語の安全を脅かしている。ここ20-30年間にわたり、英語は中国の若者の言葉遣いや考え方に影響を与え、漢字や中国語に対する感情に変化をもたらした。漢字は中華文化の遺伝子であり、基盤である。横文字の氾濫をこのままほうっておけば中国語の純潔性に危害がもたらされ、中国文化の基盤が直撃を受けるだろう。

 文化がグローバル化する今、横文字の略語もグローバル化しつつある。横文字を中華文化の外に追いやることはできないが、氾濫をほうっておくわけにもいかない。ゆえに、横文字の略語の使用を規範化し、制限を加えるべきだ。自動車の走行規制と同じく、横文字の使用にも規制をかけることはできないだろうか?

 言語が使用される範囲は以下の3つの分野に分けられる。

 まず第1に、国民個人の日常生活分野。これは「歩道」に例えられ、横文字略語も自由に使うことができる。

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