北京警察、不動産面積約1万平方を持つ「房姐」の資産を差し押さえ
北京市公安局は1月30日、特別捜査チームの調査が進み、陝西省神木県農村商業銀行の◆愛愛・元副頭取が北京に不動産41軒(総占有面積9666.6平米)とアウディ乗用車1台を所有していることが判明したと発表した。北京警察は、法に依り、◆愛愛が不法に取得した北京の戸籍と身分証明証を使って購入した不動産10軒とアウディを差し押さえた。人民日報が報じた。
北京警察がこれまでに差し押さえた◆愛愛名義の不動産は、計1945.02平方メートル。内訳は、オフィス用物件が1562.19平米、店舗用物件が166.36平米、駐車場が80.14平方米、住宅が136.33平米。
北京に20軒以上の不動産(資産価値約10億元)を所有している◆愛愛は、実は、「◆仙霞」なる名前で別の身分証明証を持っていた。
○「房姐」とは
◆愛愛・元副頭取には「房姐」というあだ名がついた。
中国でかつて個人名義で不動産を多数所有していたことが暴露された人はいずれも政府関係者や公務員で、それぞれ「房叔」「房妹」などと呼ばれている(注:房は中国語で家の意味)。今回の「房姐」も同じ部類に入り、この呼び方からも、一般庶民が事件に対して抱く特別な感情が読み取れる。
世間に暴露された他の「房○○」と同様、「房姐」も、ニュースが報じられると、数時間のうちに各メディアやネットユーザーの間に広まり、非難の対象となった。