新生児の男女比率、4年連続緩和 中国
いまだに警戒ラインを10ポイント超過 中国国家人口計画生育委員会は、中国の新生児の男女比率は、この30年以上アンバランスな状態が続いているが、その偏りが2009年から4年連続で改善傾向にあることを明らかにした。国家統計局の統計データによると、2012年の新生児の男女比率は117.7(女児100人に対して117.7人)にまで差が縮まり、アンバランス改善のためにここ数年講じられてきた総合管理政策に一定の効果が見られたことがうかがえる。人民日報が報じた。
出生人口性別比は新生児男女比とも呼ばれる。女児100人に対して103-107人の男児が生まれることが、国際社会では正常と見なされている。男児の死亡率が女児より高いことから、結婚・出産適齢期になると、男女の比率はほぼ均等になる。1982年の時点で108.47だった中国の新生児の男女比率は、その後偏りが激しくなり、2004年には過去最悪の121.20をマークした。2009年から偏りが改善傾向を呈し始め、同年119.45、2010年117.94、2011年117.78、2012年117.7と、新生児男女比は縮まり続けている。とはいえ、国際レベルで見ると、今もなお極めて高いゾーンにあり、警戒ラインを10ポイント以上オーバーしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年3月5日